この度、第83回日本呼吸器学会・日本結核病学会・日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会 九州支部 秋季学術講演会を2019年9月6日(金)、7日(土)で、北九州国際会議場で開催させていただくことになりました。歴史と伝統ある本学会の会長を仰せつかり、その重責に身が引き締まる思いで準備を進めて参りました。
本学会では、特に次世代の若い九州の会員の先生方に多くの活躍と学びの場を提供させて頂きたいと考え、より多くの企画を立ててみました。今回は2つの招請講演を予定しており、日本呼吸器学会理事長の長谷川好規先生に呼吸器疾患診療の今後の課題について包括的にお話し頂きます。また、近年Bio製剤やJAK阻害薬などの新規薬剤によるめざましい発展を遂げている膠原病領域について、我が国の第一人者である産業医科大学第1内科学講座 田中良哉先生に最新の膠原病診療についてお話し頂きます。特別講演として、独立行政法人北九州市立病院機構理事長 中西 洋一先生と第84回会長予定の産業医科大学産業生態科学研究所所長 森本泰夫先生にご講演して頂く予定です。さらにplenary lectureを4名の先生方に、教育講演を8名の先生方に、それぞれの領域の最新の知見についてご講演頂く予定です。
シンポジウムについては3つ、ミニシンポジウムを2つ予定しており、シンポジウムでは「びまん性肺疾患の最新知見」、「喘息・COPDの最新知見」、「呼吸器感染症の最新知見」の各領域で4〜6名のエキスパートの先生方にご講演頂きます。さらに、平成30年7月6日に公布された「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」を踏まえた「男女共同参画と働き方改革」についてのミニシンポジウムと、複雑化する肺癌治療における安全管理についても加味した「複雑化する薬剤性肺障害」のミニシンポジウムを設定しました。
本学会では、特に若手の先生方が1日半で可能な限り最新の話題について十分聴講できるように、また新進気鋭の先生方により多くの活躍の場を、という目的で、出来るだけ多くの教育講演を企画させて頂きました。共催セミナーについても、肺癌、喘息/COPD、間質性肺炎などの充実した内容になっており、学会期間中余す所なく楽しんで頂けると思います。ご協力頂きました演者や座長の先生方には、この場を借りて深く感謝申し上げます。
北九州は玄界灘からの新鮮な魚介類に加えて、小倉牛、小倉発祥焼きうどん、門司の焼きカレー、折尾駅のかしわめし(小倉駅にもあります)、ぬかみそだき、ラーメンなど多くのA級、B級グルメがあり、舌鼓を打って頂けることと思います。学会中は託児所なども完備しておりますので、ぜひご家族とご一緒にお越しいただき、学会終了後には小倉城(天守閣にエレベーターが付きました)、小倉旦過市場、日本3大夜景の皿倉山、門司港レトロ、関門海峡、カルスト地形の平尾台などを十分ご堪能頂ければと思います。
ご参加頂く方々に、参加して良かったと記憶に残る学術講演会になればと思っており、一人でも多くの皆様方のご参加を心よりお待ち申し上げます。